2014年11月30日日曜日

4角ティップ フェルール

バットが4角、5角のディファレントティップの仕様に、新たに4角ティップの追加です。5角ティップは太くバットに入ってくるウエットタイプのアクションに対し、今回の4角ティップは軽くドライ向きのようなアクションになっています。また、全体的に配色を見直し段巻き、飾り巻きを変更して生まれ変わります。

2014年11月29日土曜日

竹フェルール修理③

下巻きのPEラインを8lbから14lbに変更して、口金を追加しました。上巻き糸の塗装は滑り止めのため糸目を残した仕上げにしています。

2014年11月28日金曜日

スプライスジョイントのス々メ

バンブーロッド修理でいちばん多いのがフェルール関係、次にティップ破損、その外はガイド外れ等々、フェルールのトラブルは悩みのタネになっていませんか。

スプライスジョイントロッドをお使いになったことはあるでしょうか。雑誌等でご覧になることはあっても、実際釣りで使うチャンスはほとんどないと思います。スペイロッド、ダブルハンド使いの方はお馴染みですね。

最も単純な繋ぎ方で壊れることがまずありません。また、フェルールで抜けなくて困るといったことが皆無(ここ重要)解けば良いだけですから。テープをどんなに丁寧に巻いても1分程度、何方にでもできます。

ワンピース感覚、きれいなベンディングカーブ、軽い振り心地、バンブーロッドの観念が変わります。

繋ぐのが面倒くさい、テープで巻いた部分がカッコ悪い、色々言われますが、私は全く逆に思います。まぁ燻し銀のロッドと言わせてください。

866フェルール交換④

スレッドの塗装中です。来週中には出来上がります。

メタルフェルールの管理

全て私の考え方です。

①大前提として、ちょうど良い(少しユルい程度はそのまま使用が良い場合が多い)フェルールは掃除、ワックスはしない。

②キツい場合は、まず掃除をする。掃除の方法は、綿棒に無水アルコールを少しつけてきれいに拭き取る。

③それでもキツい場合は、ロウ、フェルールワックス等試してみる。

④それでもキツい場合は、絶対にペーパー掛けせずに調整を依頼する。

⑤ユルい場合は、まず掃除をする。(ワックスを拭き取ると少しキツくなる場合がある)

⑥それでもユルい場合は、松脂入りのワックス等試してみる。

⑦それでもユルい場合、ガタがある場合は、調整、交換を依頼する。

ワックスなしで全て入る状態がベストです。家の1階より2階、北側より南側、ハードケースから出して風通しの良い場所で保管してください。オフシーズンもたまに出して乾拭き、梅雨時はエアコンのドライモードも効果的です。

釣りの途中でフェルールが抜けかかってないか、時々チェックしてあげてください。

2014年11月27日木曜日

866フェルール交換③

フェルールの接着が終わりました。

竹フェルール修理②

口金はこのように。

竹フェルール修理

ひび割れた竹フェルールの巻き糸を解いたところひびは塗料のみでした。木口から2センチ程度接着が剥がれていて竹片は無事でした。巻き糸、塗装、そして新たに口金を追加して修理しようと思います。

866フェルール交換②

新しいフェルールが出来上がりました。

2014年11月26日水曜日

864フルホローブランクと追加ティップ

フルホローブランクシャフトが出来上がりました。テープで繋いでみると、86とは思えない軽さで全体にパリッとした張りがあります。

追加ティップも4角でホロー、先端も絞っていますので、拍子抜けするぐらい軽いです。

866フェルール交換

竹にストレスを与えないように、加熱せずフェルールを取り外します。


ヤスリで薄い部分を数ヶ所作ってから少しずつ剥がしていきます。




きれいに外れました。


2014年11月25日火曜日

4角追加ティップ

ホローまで終わりましたので接着です。

ダブルバテッドフルホロー

セミホローの山の部分を削って二段のフルホローになっています。次は接着です。

2014年11月24日月曜日

5角864 ディファレントティップ

セミパラボリックですが、細い方は先をかなり絞って軽く繊細なティップになっています。


2014年11月23日日曜日

テーパーか平行か

#8ロッドの竹フェルールが破損したということで帰ってきました。
トラウトマンロッドの竹フェルールは現在、勘合部分をテーパーにしています。グラファイト等と同じようにバットの先端をオスにするので製作に都合がよく、またオスメスの食い付きがよく抜けにくいのが特徴です。

今年は雨が多かったせいか、雨中の使用で抜けなくなったとのご報告も数件いただきました。上記の食い付きと水分の膨張で固着したようです。

今回の竹フェルールは、日頃抜くのが硬かったので釣行前にロウを塗布されたそうです。そうしたらキャスト中にティップが飛んで行ってしまい、画像のように竹フェルールの端がひび割れていたそうです。

割れた竹フェルールをよく見ると、巻き糸が切れたのではなく、メスフェルールの端が潰れていて、おそらく抜けかかった時に力が掛かって変形して潰れたのでしょう。

破損の原因がフェルール固着への不安にあるとするならば、抜き差しの硬さを任意に設定できる平行の竹フェルールに解決策があるのでしょうか。

ロッドビルディングの模索は続きます。

2014年11月22日土曜日

5角86#4 フルホロー と 追加ティップ

86の#4ということで、2段のフルホローを考えています。1段目は浅いフルホロー、2段目はさらにアーチ状、軽くてパリッとしたセミパラボリックです。

下の薄い色の4角は、以前製作ロッドの追加ティップ用です。

表面削りをしています。

ティップ修理完成

スプライスで繋ぐ修理が出来上がりました。続いてもう一竿のメタルフェルール交換に入ります。

2014年11月21日金曜日

ティップ修理④

ガイドを取り付けスレッドの塗装中です。

荒削り

荒削りはこれくらいにして、解禁に向けて製作にとりかかります。

2014年11月20日木曜日

ティップ修理③

スプライス接着終わりました。次は極細の糸を巻いて塗装です。

2014年11月19日水曜日

Orvis seven/four

再黒染め

ティップ修理②

スプリットの接着が終わり、スプライスでブランクと繋ぎます。



Orvis グリップ交換

古くなるとコルクは痩せてポロポロ崩れてきます。

ガイドもリールシートもそのままで、コルクのみ交換します。


大まかに削った未接着のコルクを一度バラして、コルクリングに切れ目を入れ、ブランクにはめ込み接着します。





乾燥してから、さらに形成して出来上がり。
この方法ですとビンテージロッドの雰囲気を壊さずに修復できます。


2014年11月18日火曜日

ティップ修理

折れている部分の塗装を少し剥がして測りテーパーを決めて削りました。次はスプリットの接着です。

2014年11月17日月曜日

Orvis seven/four

フェルールを研磨、再黒染め。
細身で口金の形が魅力的です。

荒削り

半分ぐらいできました。

2014年11月15日土曜日

剥離補修終わり

次はもう一方のティップ修理です。

裁断②

竹の幅を考えながらやると結構時間がかかります。

2014年11月14日金曜日

オールキャンバスケース

プラ管キャンバス地のハードケースです。




裁断

解禁までに納品分の裁断を始めました。来週末には荒削りまで終わらせます。

2014年11月13日木曜日

剥離の補修③

巻き糸の塗装が乾燥しました。表面の凸凹を研いで再度塗装します。

864 と 追加ティップ 荒削り

5角864 2pc 2tip と 4角ティップ追加(奥)の荒削りが終わりました。次は火入れです。

2014年11月12日水曜日

竹割り

今度は5角 8ft6in #4 です。この間仕入れたレオンさんお薦めのセレクテッドトンキンを使い、長くて軽いロッドをテーマに、ダブルあるいはトリプルバテッドのフルホロー仕様を考えています。

剥離の補修②

接着剤が硬化したので、研磨して

糸を巻いて塗装の準備です。


2014年11月11日火曜日

703-3pc フェルール接着終わり

次はフェルールのスレッドを巻いて塗装です。

北カリフォルニアのスチールヘッド

なんとまあ美しい、ヒレも大きくてパワーありそうです。
北カリフォルニアの秘密の川で、このサイズ(23in)ぐらいが7匹、最大30インチではバッキングまで持っていかれて泳いだそうです。リバーランズスルーイットでそういうシーンありましたね。濡れたので写真はないとのことですが、釣り師にとってまさに至福の時でしょう。

剥離の補修①

ティップのフェルールに近い部分です。茶色のコーティングを剥がします。


ルーペで観察すると、節に切れ目があったような感じですがきれいに接着されています。



補強のため薄く削った竹を上から張り合わせて



接着しました。

2014年11月10日月曜日

4角 7ft6in#4 3pc 2tipストレートテーパー ホロービルド 完成

ケースが出来上がり次第発送いたします。

ガイド交換

こんなことはよくありますね。特殊なガイドは入手が困難、糸もそうです。

糸はスーパースレッドの赤、使い込んだガイドの足付近はすり減って窪みができています。折れずに修正できました、

巻いて、塗って、硬化してからもう一度塗って出来上がりです。