2012年10月30日火曜日

5角の箸



小学一年生の甥っ子がおりまして、そのうち否応なく受験戦争へと突入することになるんでしょな。それで今からこんなものを試作しております。5角=合格の箸。簡単そうで難しい急なテーパー加工、ミーリングマシンのみでどこまでできるか。釣りをするならもちろん竿を作ってやりますが、釣りが嫌いでも箸なら毎日使ってくれそうで、作る私としては楽しみなんです。

2012年10月28日日曜日

竹フェルール修理

4pc 竹フェルールの修理はここまできました。中央とバット側フェルールの取り替え、ティップ側は全く問題ありません。
いろいろ試した結果、極細PEラインが強度と美感の両方を満たしています。

2012年10月27日土曜日

ファル友

お客様とのメールのやり取りで、自作ファールドリーダーの話題になり、お互いに交換しませんか、とお誘いしたところ快諾いただき、先日届いたのがこのファールドリーダー2本です。
左側がユニスレッド8/0 6.5ft 全体に細身で先端は本当に細く、このまま7Xティペットでもよさそうなくらいです。フェニックスラインの細い先端に丁度良かったです。

右側はティーボーを彷彿とさせる縞模様が素敵なリーダーです。先端にかけて緑から赤に変化していく様は目を楽しませてくれるだけでなく、インジケーターとしての機能も持ち合わせていますね。こちらは幾分太めで、レベルラインにこれまた丁度良く、配色もドンピシャリ。

偶然とは言え、こうピッタリとコーディネイトしていただけたのは、やはりどこか通じ合うものがあって、好みも似ているのだろうなぁと驚いてしまいました。

どちらもハーダニングまで済ませていただいて、グリスを効かせたらすぐに使えるようにとの心配りがとてもありがたいです。


 大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。

2012年10月25日木曜日

竹フェルールなら

同じブランクシャフトに取り付け可能な竹フェルールとメタルフェルールです。
ハリキ製の14/64in 5.6ミリ はさすがに頑丈な作りで、重さが6.6グラムあります。同サイズの竹フェルールは2.6グラム、ブランクシャフトの切り方にもよりますが、中央1/3は空洞のままですのでその分を差し引くと2グラム程度になります。約3倍の重量差があるわけで、それらをうまく使い分けてロッドのアクションにアクセントを付け加えることができます。
ちなみに、トラウトマンロッドオリジナルのメタルフェルールは同じサイズで3.8グラムで軽さを意識して作っています。

ところで竹フェルールには巻き糸が重要と前に書きました。糸の種類、固めるエポキシの浸透具合、ごてごてせず仕上がりが美しいこと、いろいろ試してきましたが、なんとか納得の行くものが出来上がりそうです。

2012年10月24日水曜日

2012年10月22日月曜日

竹フェルールを




竹フェルール破壊テストです。このような映像をお見せするのはどうかとも思いましたが、竹フェルールは弱くないことを証明したくて、敢えて掲載しました。ツーピース用の竹フェルールでテスト用に適当な塗装ですみません。

通常釣りでここまで曲がることはありませんね。
限界近くでかなり抵抗を感じ、それ以上力を入れた時点からティップが極端に曲がり出し、ソリッドのブランクがバラバラに裂けてしまいました。外見では竹フェルールに変化は見られません。また、途中ピシリとも音が出ていないことから、竹フェルール内部へのダメージも無いのではないかと思われます。

2012年10月21日日曜日

竹フェルールとは

竹フェルールの角に白い線が入っているのがお分かりですか?これ割れているんです。角の部分の糸が切れて接着が剥がれています。
4pcロッドのいちばんバット側の竹フェルールになりますが、今回はじめての破損ということになりました。竹フェルールはサイズによって違いますが、1ミリ前後の厚さで作っています。1ミリの厚さのパイプ状の竹は繊維方向の負荷にはかなりの強度がありますが、繊維同士を裂くような力にはたいへん弱く、糸を巻く等の補強が必須になります。

余談ですが、和竿の玉口がそれにあたります。軽く良くできたヘラ竿の玉口は段差を少なくするために竹を紙のように薄く削り、撚りのない絹糸で巻いてから漆で固めて補強しています。

それと同じような事をフライロッドでやっているわけですが、ヘラ竿に比べてフライロッドは短くて硬く、ジョイント部分の負荷は相応に大きいと思います。

竹竿らしく美感も必要ですので、あまりゴテゴテさせたくないということもありまして、ケブラーやPEライン等の新素材というよりは、現在の絹糸1回巻きを2回あるいは3回に重ねて強度と美しさの両立を実現させたいと思います。

メタルフェルールでポキリと折れ曲がったのを見たことがありますが、やはり強度的にはメタルフェルールが勝っているでしょう。しかし、丈夫なメタルフェルールはそれなりに重く、それをささえるバット、そしてつりあいのとれたティップ・・・と全体が強くなる傾向にあり、日本の溪魚を釣るにはちょっとオーバーパワーという感じがします。対して竹フェルールは軽く、うまく作れば十分実用に耐えますし、独特の軽快感は他に類を見ないでしょう。
またロッドにオーバーパワーが加わった時、壊れるとしたら竹フェルール部分になるように強度を調節すれば、いわば過重のヒューズのような役割を持たせて、ブランクシャフトの破損を防ぐこともできます。特にホロービルドのロッドには必要なことだと思います。このような利点を考えて、ピッタリと合わせるのが非常に困難な竹フェルールを敢えて採用しています。

取り扱い方として、竹フェルール内部はテーパーになっていて、必要以上に強く差し込むと、糸に負荷をかけることになりますし、固着してもいけませんので、ガタつきのない適度にソフトに差し込んでください。

なおツーピースロッドには現在のところ破損の知らせはありません。万一破損しても無料修理いたしますのですくにお知らせください。

2012年10月20日土曜日

婚姻色のヒメマス

美しい婚姻色のヒメマス、東北のお客様よりメールをいただきました。10月よりヒメマスが解禁、このサイズが入れ掛かりだそうで、なんとも羨ましい。

バックの取れないポイントで8ft#3/4が活躍したそうです。セミホローでオイルフィニッシュ、竹フェルールとたいへん軽い仕様です。#4ライン、ロールキャストとスペイキャストのみで、半日30匹のヒメマスを掛けたそうですから、 もってこいの状況ですね。

8ftで#3/4 正直いって私はこういう状況を考えつきませんでした。
いろいろ試していただいてありがとうございます。

またのメールをお待ちしています。

プロトタイプ ショートロッド スリーピース竹フェルール

プロトタイプ ショートロッド スリーピース竹フェルール トラウトマンロッドストアへアップしました。

2012年10月18日木曜日

フェルール交換再び

フェルール交換です。一度交換したのですがまた調子が悪くなり、二度目の交換になりました。
これまで約20年、全て自分でフェルールを作りトラウトマンロッドに使用してきました。しかしこう何度も調子が悪くなってしまっては、お客様に申し訳ありませんので、兼ねてから気になっていたハリキ製のフェルールを使い、根本的打開策にしたいと思います。

見てお分かりのようにオスは同じぐらいのサイズ、しかしメスはだいぶ大きいですね。でもこれだけあればかなりの安心感があります。それから挿し込み具合ですが、なめらかで、かつ緩めの設計です。奥までなんの支障もなくスルッと入ってしまいます。
もし自分で作っていてこのぐらい緩くなってしまったら、きっと作り直すだろうと思えるのですが、それはこれより更に緩くなった時の保険としてそうするだけで、精度に自信があればこれでいいんだなぁ、と妙に感心してしまいました。

さて交換にとりかかりましょう。

2012年10月17日水曜日

2012年10月11日木曜日

プロトタイプ 5角 6103/4 スパイラルホロー 竹フェルール 斑焼き

プロトタイプ 5角 6103/4 スパイラルホロー 竹フェルール 斑焼き

トラウトマンロッドストアへアップしました。

2012年10月7日日曜日

プロト 5角 664 竹フェルール スパイラルホロー セミパラボリック 完成


プロトタイプ 5角 664 竹フェルール スパイラルホロー セミパラボリック 完成です。

ウレタン塗装、ミニフルウェルズグリップ、コルクリールシートには3ミリ幅のバックボーン入り、ハニーに焦げ茶のフルトリミング、ブラックガイド、 フックキーパー付き。

もう一晩乾燥させて、明日発送いたします。

通常4ミリ幅のバックボーンですが、今回お客様のご希望により3ミリ幅で製作いたしました。幅に関してはあまり意識せずこれまで作ってきましたが、3ミリにしてみると繊細さが加わる感じで、なかなか良いですね。ミニフルウエルズに良く似合います。

皆様にご指摘いただいて初めて分かるということはこれまでも何度もありました。ここをこうした方がいいんじゃないか・・そんなご意見お待ちしています。


2012年10月5日金曜日

のんべーさんのフォーピース



北国にお住まいの、のんべえーさんよりメール頂きました。竹フェルールの4pc早速お使いいただいたようです。
以下引用です。
 まず、フェルールの差し込み感が異次元でした。 もちろん初体験でしたから当然なのでしょうが妙に色っぽいのでわくわく、どきど きです。 そして振ったときの軽快感と言うのでしょうか、抜けの良さとでも言うのでしょう か、 こちらも異次元でした。しかもフォーピースでこうなの? と驚くばかりです。 シャキッと腰、芯があって柔軟、マテリアルのコックデレオンのような・・・ カーボンのようなと言うには失敬な気がしますし、やはりこれはコレですね。
引用ここまで

近いところに通年釣り可能な川があるそうで羨ましい限りです。ビッグサイズも掛けたそうですが、切られてしまって残念と書かれていました。
また竹フェルールの緩みが一度もなかったそうです。ホッとしました。

おそらく世界で唯一の5角4pcこれからも末永くお使いいただけるようサポートしてまいります。
またメールお待ちしています。

2012年10月4日木曜日

次作は69か610あたりをスパイラルホローで

次作のプロトは6ft9in もしくは 6ft10in の #4 を考えています。
66と70の中間をあまり作ったことがないので、スパイラルホロー、竹フェルールとの相性をテストします。素性が良いのにシミが多い竹でしたので、斑に焼いて目立たなくしています。来週終わりにはブランクの状態でストアへアップします。

プロト 664 塗装完了

プロト 5角 664 スパイラルホロー 竹フェルール 仕上げ塗装が終わりました。

ガイドの取り付けに入ります。

2012年10月3日水曜日

妖艶アマゴ

いつもメールをいただく××主義者様より、シーズン最後にふさわしい見事な風格のアマゴの画像いただきました。ご自身で「妖艶な」と書かれているとおり、まさにピッタリな表現だと思います。体の上半分が回りの石と保護色になっているのにも驚かされます。

お使いのロッドは5角 753#3 竹フェルール、沈み岩に潜られぬよう、かなり強引に取り込んでも余裕だった旨書かれていました。

いつもトラウトマンロッドをご愛用くださいましてありがとうございます。

2012年10月2日火曜日

Nelsons Spring Creek にて

友人からメールが届きました。
Nelsons Spring Creek というボーズマンの近くの川だそうです。日本の渓流にも似たような景色です。
60センチのバッグに収まるように6ft 3pc を作りました。大きな魚相手ではないとのことでしたので、ヤマメ用ぐらいのつもりで、バットが弱めの設計です。
もう何度目が分からないぐらいのアメリカ釣行、がむしゃらに大物を狙わないところがニクイですね。



2012年10月1日月曜日

プロト 5角 664 スパイラルホロー 竹フェルール 下塗り終わり

プロト 5角 664 スパイラルホロー 竹フェルール
ウレタン塗装下塗りが終わりミニフルウエルズグリップと3mmのバックボーン入りコルクフィラーと仮合わせしてみました。通常は4mmですが、細身のバックボーンもこういうミニサイズのグリップには良く似合います。

バックボーンの材質は最初竹を使っていましたが硬すぎてリングが滑るため、カエデやナラなどの木材を試してみて現在のチーク材に落ち着きました。表面の塗装はリングの擦れによって剥げてきます。塗装なしでも水に強い木材ということでチークを採用しました。
リングを止めると少し跡が付き、その窪みによってリングが勝手に移動することがありません。またそれ程強く止めなくても、コルクの弾力でやんわり、しかもしっかりとリールフットを保持します。

さて、ブランクを一度研磨してから仕上げ塗りに入ります。